昨今は、世界的に金が余っているそうだ。
そんな実感は持てない人がほとんだろう。
少なくとも、おれには余っている金はない。
それはさておき、世界中の余ったマネーが投資されているのだ。
日本の不動産も、もちろん投資対象になっている。
今日の新聞でも、フランスの投資銀行が日本の不動産に投資するという記事があった。
国内でも、貯蓄から投資という流れができつつある。
だから、不動産はバブルが起こっているのだ。
不動産に投資することは、大いに結構だろう。
銀行の定期預金よりも、利回りはずっと高い。
また、証券化で不動産を小口化することで、個人でも大型不動産に投資し易くなった。
現物不動産では、価格下落リスクもあるが、
利回りが価格下落率より高ければ、さほど問題は無い。
では、本当に不動産投資のリスクは少ないのだろうか?
都心オフィスの賃料は年々増加しているので、オフィスへの投資はリスクは少ないと思われる。
ただ、オフィス賃料の上昇が土地価格上昇を牽引しているので、物件取得が困難ではあるが。
一方でレジデンスの賃料はほとんど上昇していない。
土地の価格は、オフィス用地につられて上昇しているので、利回りは悪くなっている。
また、レジデンスの賃料は、オフィス、商業施設に比べ立地より新しさが重要になる。すなわち、経年的に賃料は低下し続けるものなのだ。
だから、レジデンスに投資する際には、好立地の高賃料の物件より、賃料が下がりづらい物件を選ぶことが重要だ。
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